わかる直販売上アップ講座【第3回】

第3回 使えるフレームワーク4P(2)

4Pとは、

4P:Product/Price/Place/Promotion

製品/価格/流通/販促

でした。

 

ケーキ屋さんの例では、
ネット直販を想定して、
Place(流通)というフレームに、
思い付くことを書き込んでいきました。

しかし何度も繰り返しますが、
これが答えではありません。

フレームワークは思考を補助するただのツールです。

ここから、おすすめのやり方は、

優先順位をつける。

ということです。
つまり幹と枝葉末節を区別します。

 

たとえば、

梱包材のコストも大事ですが、
あとで調べてもよい内容です。

宅急便の送料も気になりますが、
そもそも何を販売するのか、
はっきりしないと、
クール便の必要があるのか、ないのか、
わかりません。

そもそもネット直販で、
どれくらい利益があがるのか、
とても気になります。

 

ここで大事なポイント!

はじめからフレームの中身を、
完璧に埋めようとしない。

Productのことが気になったら、
Productのフレームに移る。
Priceのことが気になったら、
Priceのフレームに移ればよいのです。

 

そうやっていったりきたりしながら、
優先順位をつけていき、
最終的に次の2つの重要な項目を、絞り出します。

1.強み
2.ボトルネック

これも、はじめから
「これだ」「これしかない」
と決めつけないで、
「仮に」決めてしまってから、
他のフレームワークを、
使って深堀、検証していくのがオススメです。

強み、ボトルネックについては、
別稿でくわしく解説します。

フレームワークはこのように、
気軽に使うものです。

 

抜けもれを防ぐために、
Place(流通)フレームを埋めるための、
参考になるキーワードを列挙しておきます。

トラック

Place(流通)

どのような方法で、
商品・サービスを購入できるようにするか?

キーワード:

直販、代理店、問屋
ネット販売、カタログ販売、訪問販売
代理店マージン
チャネル、流通経路
送料、ヤマト運輸、メール便、エクスパック
決済方法、代引き
店舗立地、ホームページ立地
在庫、倉庫
発送作業、発送エリア、梱包材
顧客の利便性

 次回はProduct(製品)についてです。