出汁巻き卵のポイント

は、出汁の量でした。

出汁の量によって、風味や食感が大きく変わります。
出汁が多いほど、巻くのが難しくなります。
出汁の量ですべてが左右するほど、
優先順位が高いということです。

 

新しいことにチャレンジするときには、
優先順位が重要です。
優先順位を間違えると、
遠回りするだけでなく、
そもそもゴールに辿りつけない
ということになります。

 

では出汁の量の次にポイントになるのは、
なんでしょうか?

出汁の質?
卵?
塩?

だし昆布

 

よく男の料理は、こだわりだ。と言われます。
出汁にこだわる。
卵にこだわる。
塩にこだわる。
もちろんなんでもかんでも最高級の材料を
使えば、おいしい出汁巻き卵が
できるのかもしれません。

問題は、自分の実力がその素晴らしい食材の
持ち味を活かしきれるほど、
腕があるかどうかです。

利尻昆布を買ってきても、そこから上手に
出汁をとるには腕がいる。
とった出汁を出汁巻き卵に使いこなすのも、
腕がいる。

 

料理人でない素人の私にとって、
いろいろ試してみて、辿り着いた
2番目のポイントは、

みりん

です。

これを使っています。

三州三河みりん

三河みりん

ちょっと高いですが、価値があります。
これで味が決まります。
手軽においしく作るには、
おいしいみりんを使いましょう。

 

みりんに比べると、
卵はなんでも構いません。
もちろん高い卵を使えば、よりおいしくなる
かもしれませんが、
卵の価格差とみりんの価格差を比べれば、
圧倒的にみりんの影響の方が、
大きいのです。

卵3個で60円~100円。
みりん小さじ1杯で、2円~5円。

 

商品開発は、このように、
優先順位をつけて開発することが、
極めて重要で、
それが最終的には、
商品の質とコストを決めることになります。