ソニーのXperiaが勢いを増しています。
先日スペインのMWC2014で発表された新製品
Xperia Z2は、機能てんこ盛りで、
ソニーの総合力結集。

5.2インチフルHD液晶
4K動画撮影
2070万画素カメラ
ハイレゾ音源対応
デジタルノイズキャンセリング
S-Forceフロントサラウンド

音にこだわっているのがうれしいですね。

XperiaZ2 出典:スマートフォン『Xperia Z2』

全世界にみればiPhoneよりAndroid優勢。
Androidの中で是非とも存在感を示してほしい。

 

プレスカンファレンスでは、平井社長も登壇。

「One Sony」のコンセプトでハンディカムや
ウォークマンの技術が結集されているそうです。

 

ところで、ソニーにいるときには、
まったく感じなかったことですが、
この「One Sony」というコンセプト。
外野にいると、少し違和感が。

あれだけいろんな分野にチャレンジしている
GoogleがOne Googleとか言うでしょうか?

 

私がソニーにいるころから、社内の組織の壁を
なんとか打破しようと、ソニーは苦悩していました。
当時はSony Unitedなんて言っていましたが、
平井社長もOne Sonyというスローガンを掲げました。
それほどソニーは巨大化し、官僚化していたのです。

今回のXperia Z2を見る限り、そういった壁を取り払う
努力が製品という形となって現れており、
喜ばしいことです。

 

しかし、One Sonyは、社内の課題のためのスローガンであり、
お客さんにとっては、SonyはSonyです。
ソニーモバイルだ、ソニー本社だというのは、社内の論理。
社員向けのメッセージを、社外に向けて発信してしまう
ところが、ソニーの若さというか、青くさいところなのです。

まるでお客さんは、みんなソニーファンで自分たちの仲間と
思っているような。

ジローラモになりきれない日本人のちょい悪おやじ。
みたいなものでしょうか。