AlphaGoが囲碁で勝利したことで、

人工知能がヒトの能力を超えるのではないか?
ヒトの存在意義はどこに?

そんな不安が頭をよぎります。

ある部分が突出してコンピューターのほうが能力が高いのは、いままでもそうでした。1分間にできる足し算の数では、半世紀前からヒトはコンピューターに太刀打ちできません。それが足し算だけでなく、学習という領域まで広がってきたということです。

ヒトのできる領域のかなりの部分まで、コンピューターが得意分野を伸ばしてきました。でもどんなに進化してもすべてではありません。むしろその残された領域にこそヒトの本当の真髄が隠されていて、そこに集中できることでよりヒトの才能が開花しやすくなるでしょう。

Googleが目指しているのはその、ヒトがよりヒトらしく生きるための技術開発、ではないでしょうか。

GoogleがAlphaGoで見せてくれた鮮やかな未来
GoogleのAlphaGoが囲碁世界ランキング4位のプロ棋士に初戦快勝!これまでチェスや将棋でコンピューターが勝利してきた勝ち方と、明らかに次元の異なるやり方で囲碁を征しました。これまでヒトは繰り返し作業については、コンピューターに任せて…