仏造って魂入れず

ということわざがあります。

一番肝心なものが抜け落ちていることのたとえです。

 

英語だとこういうのだそうです。

 

Ploughing the field and forgetting the seeds.

畑を耕して種まきを忘れる

 

これは具体的で痛快ですね。

 

盛田昭夫流にいえば、

仏を造る=畑を耕す=苦労して製品化する
魂を入れる=種まきする=欲しいと思ってもらえるよう商品化する

ということですね。

 

種は、生命力の源をその小さな塊の中に溜め込んでいます。
まさに魂ともいうべきものです。
上手に水をあげて、太陽の光を与えれば、ぐんぐんと育ちます。

種はまくだけでなく、そうやって手をかけてはじめて大きくなります。
確かに商品も、市場に出してから手をかけて大きく育てていくものですね。

種を育てる