鰻重の松竹梅。

関東では、「鰻の大きさが違う」
と何度か言われました。
関西では、「松が国産、竹梅が輸入モノ」
と言われたことがあります。

これ関東関西関係なく、店によって
違うそうです。

うな重上

どちらにせよ、一番の売れ筋は、
間違いなく「竹」。
特上、上、並であれば、「上」です。

これはフレーミング効果と呼ばれています。

松:3000円
竹:2400円
梅:2200円

と書かれていると、
松と梅というフレームにどうしても意識が
囚われてしまい、竹を選んでしまいます。
2400円という価格の絶対値では、
判断しにくくなるのです。

また、竹梅の価格差を小さくすることで、
より竹を選びやすくしています。

松はちょっと贅沢だなあ。
とはいえ、せっかくだから梅より竹に
しておこう。

たいていこうなります。

もし扱っている商品が、量や質で
バリエーションをつけられるのなら、
松竹梅のフレーミング効果を積極的に
使って、お客さんが選びやすいように
価格設計をしましょう。