エアコンの設定温度を20℃にセット。
現在室温14℃。

エアコン動作開始。

どんどん室温が上昇。

室温が設定温度20℃に達したら、
エアコンが自動停止。

その後室温が20℃より下がったら、
エアコンが自動で動作再開。

また20℃になったら停止。

エアコン

これがエアコンのフィードバック制御です。

この仕組みで最も大事なものは、
温度センサーです。

 

「室温20度に達したら」
という表現は、正確には、
「温度センサーの値が20度に達したら」
となります。

 

エアコンの温度センサーの「位置」の温度が
20℃だからといって、部屋のあらゆる場所の
温度が20℃とは限りません。

 

暖かい空気は上昇しますから、
部屋の高い位置にあるエアコン付近は、
床付近に比べて温度が高いはずです。
つまり床付近の温度が上がらないうちに、
エアコンが停止することになります。
これを防ぐには、エアコンの設定温度を
上げるよりも、
扇風機で部屋の空気をかき混ぜるのが、
効果的です。

 
顧客の反応を知り、経営に活かす
フィードバックループのおいても、
ある顧客の反応が、
ターゲット顧客全体の反応を、
代表しているとは限りません。
ターゲットではない人の意見かもしれません。
たまたま偏った意見かもしれません。

扇風機で顧客をかき混ぜるわけには
いきませんが、
「どんな顧客」がどんな反応を返しているのか。
よく分析しましょう。
10人にアンケートをとって、
その平均値をとっても仕方ありません。