フジテレビの「ほこたて」が、
放送を当面とりやめましたね。
残念です。

 

私たち昭和生まれにとって、
テレビに出演するというのは、
なにか特別な高揚感のあるイベントでした。

今の若者はそんな感覚は、
うすれてきているかもしれませんが。

 

学生時代、私にもテレビに出演する
チャンスがやってきました。
それも一週間密着取材をして、
45分番組に編集という本格的なものでした。

NHK教育番組の「土曜倶楽部
というNHKお得意の若者向け番組。

 

若者になにかをチャレンジさせて、
その奮闘ぶりを放送、
そしてみんなで議論する、
という青臭い番組でした。

私に与えられた課題は、
遺跡の発掘。

発掘現場

当時、佐賀の吉野ケ里遺跡の影響で、
九州北部にちょっとした
弥生ブームが起こっていました。

私たち大学生男女4人は、
発掘の専門家に弟子入りして、
一週間、遺跡の発掘現場で、
発掘作業を体験するのです。

しかし、

初日の撮影で起きたある事件で、
私はすっかりやる気をなくし、
次の日の撮影に参加する意思を
なくしてしまいました。

取材とはいえ、
形式上バイトで雇われている身ですから、
当然、明日は行きません。
と簡単に言えるような立場にはありません。

撮影クルーのスケジュールにも、
甚大な穴を開けることになります。

それでも、
このバイトを続けるべきではない。
と思ったのです。

一晩悩みました。

友達にも相談しました。

そして翌朝、ある決断を胸に、
撮影先の発掘現場に向かいました。

辞めたくなった原因となったある事件とは、、、

そして「ほこたて」との関係。

明日のお楽しみ。

撮影カメラマンテレビ出演を初日で断りかけた理由2