最優先すべきなのは強みの増強。
強みを増強しながら、弱点にも気を配るという優先順位が重要。

弱点補強と強み増強、エディー・ジョーンズHCが残したもの
日本ラグビーの試合における戦略思考の有用性について、以前考えました。 素晴らしい結果を残した日本のワールドカップラグビー2015は、10月いっぱいで惜しまれつつも退任したエディー・ジョーンズヘッドコーチの功績が大です。 南ア…


同じことを、ソニー創業者の盛田昭夫が言っています。

 

いつまでも勝ち抜くためには、我々の貴重な戦力を本当に得意な専門的なものに集中しなければならない。自分の得意なところで勝つ以外にないんだということを、よく知らねばならない。得意なことだけ一生懸命やることによってのみ、競争に勝てる。これは簡単明瞭な原則である。

 

これは、東京オリンピックの2年半後、1967年に書かれた「新入社員への手紙」からの言葉です。

「参加することに意義がある」というオリンピックと対比して、「ビジネスは参加するだけでは意味はない。勝たなければならない。どうやったら勝てるか考えろ!」と新入社員に激を飛ばす盛田昭夫がそこにいます。

その答えのひとつとして、

会社も得意の分野を知るべき。
社員も一人一人が自分の得意分野を知るべきだ。

と述べています。

会社という組織の一員であっても、個人事業主であっても、
いつまでも心に刻んでおきたいシンプルな名言です。