レンタサイクルというと、
観光地で、ちょっと古びたおばチャリ
を一日800円で借りる。というような
イメージです。

これがシェアサイクルとなると、
都内で電動アシスト自転車を100円/30分
でシェア。
とちょっとお洒落な雰囲気を醸し出します。

 

千代田区が10月からスタートした、
コミュニティーサイクル実証実験
ちよくる
http://docomo-cycle.jp/chiyoda/map/

このURLを見てお分かりの通り、
ドコモが絡んでいます。
というよりドコモが推進している事業です。

ちよくる
出典:ちよくる

2010年札幌に始まり、
2011年から横浜、
2012年から江東区、
2013年から仙台市、
そして2014年10月から千代田区と港区で、
実証実験を重ねています。

 

レンタサイクルとシェアサイクル、
何が違うのか?

厳密な定義はさておき、
決定的に違うのは、
レンタサイクルはおじさんから借りる。
シェアサイクルは勝手に借りる。

ここですね。

 

高価な電動アシスト自転車が、
路上に置いてあって、勝手に借りて、
勝手に返すわけですから、
そこには周到なシステムが必要です。

ここがドコモが強いのです。

駐車場のように設置場所で一括管理する
のではなく、自転車一台一台で管理する
仕組みです。
自転車にカードリーダー、GPS、通信機能が、
組み込まています。
正に移動体通信=ドコモですね。
バッテリーをもつ
電動アシスト自転車とは相性がいいですね。

GPSで常に自転車の動きは把握できるので、
盗難、放置の心配がありません。
万が一放置すると、クレジットカードから
ずっとお金が引き落とされる続ける
ことになります。

どのサイクルポートに何台あるかもわかるので、
30分前に予約することもできます。

なかなかいいシステムですね。
でも、これ、流行るような気がしません。

100円/30分、1000円/1日
という中途半端な料金設定が、
誰がどんな使い方をするのか、
よくわかりません。

バッテリーの充電が、人海戦術というところも難点。
千代田区だけでも26ヶ所、
250台以上の自転車を充電する人件費が、
利益を圧迫しそうです。

このビジネスモデルは、
貸料で儲けるのではなく、
人の動きを把握することをどうマネタイズ
するかがポイントになりそうです。

100円/3時間くらいならなぁ、、、