タイトルの「直販代理店」を見て、

「ん?」

と思った方は、プロフェッショナルです。

 

本来「直販」と「代理店」は相反するものです。

 

■中小企業自社開発商品の販路の場合

 

直販は、自社ホームページでの販売を指すことがほとんどでしょう。

代理店は、販売代理店のことで、

自社開発商品を自社のかわりに売ってくれる店舗であったり、

楽天のネットショップなどを指します。

代理店を介すると、販売マージンを取られます。

多くの場合、代理店は在庫リスクを抱えますので、

その分、マージンはいやになるほど高率です。

 

■ホテルの場合

 

直販は、ホテルの公式サイトですね。

代理店は、旅行代理店のことで、

楽天トラベルやじゃらんなどの大手代理店のもつ

旅行サイトがホテル予約の主戦場です。

代理店を介すると、販売マージンを取られます。

多くの場合、ネットの旅行代理店は在庫を抱えないので、

マージンは商品販売代理店に比べれば、低率です。

でも冷静になると、形のない予約仲介というネット上の取引だけで、

マージンをとられるわけで、いわばホテルからすれば広告宣伝費

のようなものになります。

 

さて、自社開発商品もホテルの予約も、

どちらも結局インターネットなのですから、

やり方によっては、代理店にばかり頼らずとも、

直販を伸ばすことは可能です。

 

そのやり方を、クライアントのかわりに代行するのが、Plus2のビジネスです。

代理で行うから代理店。

ほら、直販代理店でしょう!

 

直販代理店が従来の代理店と、決定的にことなるのは、そのスタンスです。

従来の代理店が、自社の利益を追求して、

取引の対象はあくまで商材でしかないのに対し、

直販代理店は、クライアントの利益を追求して、

クライアントと顧客を直接結びつけることを

主軸に置いていることです。

 

従来の代理店は、大事な顧客リストを仕入先に教えることは、

絶対にできません。個人保護法でも禁止されていますが、

主な理由は、仕入れ先が直接顧客と取引する、

つまりは「中抜き」が一番怖いからです。

 

ネットの時代になって、代理店のビジネスモデルは様変わりしました。

でも代理店の根本的なスタンスは今後もかわらないでしょう。

「私売る人、あなた作る人」

同志のようで、同志でない。この微妙な関係で契約が成り立っています。

 

私は、つねにクライアントの同志でありたいと考えています。

それが直販代理店のスタンスです。

 

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