ブリジストンは早くから、
ベルトドライブ方式の自転車を、

通学自転車アルベルト

と銘打っています。
学生をターゲットにしたシリーズで、
2000年の発売以来、
累計100万台以上のロングセラーです。

上手なターゲティングのお手本ですね。
そして2015年1月、満を持して発表されたのが、

回生充電する通学用電動アシスト自転車
アルベルトe
11万9800円~

アルベルトe
出典:ブリジストン アルベルトe L型27インチ

 

これはかなりチャレンジングな商品です。
なぜなら、

ブリジストンの電動アシスト自転車のユーザーのうち、
10代は現状たった3%でしかないからです。
電動アシスト自転車のメインターゲットは、
30代の二人乗りお母さん。
次が、60代以上の脚力のない世代。
脚力が有り余っている10代の若者向き
ではありません。

 

ではどうやって売るのか?
ヒントは、メインブランドであるアルベルトの
自転車の売り方にあります。

ブリジストンはベルトドライブの通学用アルベルト
の売上が大きく、全体の35%を10代ユーザーが
占めています。

ベルトドライブという特異な特徴をもつ
アルベルトシリーズは、
ベーシックモデルでさえ6万円以上する
学生向けとしては高価な自転車です。

 

通学自転車は誰が選び誰が買うのか?

高校生が自分の小遣いで買うでしょうか?

 

通学自転車は親が選び、親が購入するものです。
つまり、ユーザーのターゲットは学生ですが、
広告宣伝の真のターゲットは購入決定権を持つ親です。

特設サイト

通学自転車って?

には、

耐久性、安全性、快適性

など、堅い言葉が並んでいます。
決して高校生向けのちゃらちゃらしたページでは
ありません。

親にしっかりと納得してもらってはじめて、
6万円以上の高価な自転車を販売できるのです。

 

そういう目でアルベルトe
コンセプト動画を見てください。



このショートフィルムの主役は、
一見高校生の娘ですが、
動画のメッセージを伝えたい人は、
娘の成長を暖かく見守るお父さんです。

12万円という超高額を引き出すには、
お父さんの決断が必要。

 

これがいたずらにシェアを追わず、
ターゲットを絞って、
しっかり利益をとるやり方です。

 

コチラ↓↓↓もどうぞ!

アルベルトe、子どもに買ってあげたい父親になりきって乗ってみた