大阪の北河内地方の小学生なら
一度は必ず見学している工場があります。

守口市にあるパナソニックの乾電池工場。

電池

1966年から工場見学受け入れを開始。
半世紀たった今でも続いていることに
驚きます。

私の記憶の限り少なくとも2回は
見学しています。
さすがに2回目は、
「またかいな」
と若干テンションが低かった覚えが
あります。

 

この工場見学の名物は、
ひと通り工場を見学した最後にありました。
大学の階段教室のような部屋に、
2クラス分くらいの生徒が集められ、
各事業部の社員により、
みっちりとパナソニック製品の実演と
あからさまな宣伝が行われます。

ジャパネットたかたのたかた社長よりも、
うまかったように思います。
今でも覚えているのは、
当時開発されたばかりの「乾電池式ごますり器」
を、小学生相手に熱弁をふるっていた光景です。

「帰ったらお母さんに、ごますり器の
ハナシ、ちゃんとしといてや」

子供ながら商魂のたくましさを感じました。
今はどうなっているのでしょうか?

 

パナソニックがお手本に
なったのかどうなのかわかりませんが、
工場見学の最後は、
自社商品の紹介と、ちょっとしたお土産
や試食というのが今では定番です。

自信を持って工場を見てもらい、
自信を持って自社商品を体験してもらう。

パナソニックが地元の小学生に与えた
ブランドイメージの効果は計り知れません。

もちろん、しっかりお土産に
乾電池をもらって帰りました。