かみさんの実家、福岡。
私が学生時代を過ごした第2の故郷です。

昨日かみさんが、「こんな懐かしいものがあったよ」
と買ってきたのが、

筑紫もち(つくしもち)

これ、おいしいんです。
風呂敷のように包まれた容器に、
黄な粉がたっぷりかかった柔らかい餅が
入っていて、それに
甘い蜜をかけて食べます。

おままごとみたいなんです。

福岡のお土産の定番です。

筑紫もち

筑紫もちといえば、、、
という定番のストーリーがあります。

 

山梨にある桔梗信玄餅が、
筑紫もちとそっくりそのままなんです!

そして、どっちがどっちをマネしたんだあ!!
という論争が。

でもこの論争、
事実を並べると、誰でも同じ結論にたどりつくのです。

桔梗信玄餅:昭和43年発売開始
筑紫もち:昭和52年発売開始

しかし筑紫もちは、なかなかうまいことを言っているのです。

祖母のきなこ餅をヒントにつくった

なるほど、なるほど。
祖母はきっと昭和43年より前につくっていたんだろうな。

と思わせる仕掛けです。

 

とここへ、さらにびっくり仰天の事実が加わるのです。

 

桔梗屋が販売する桔梗信玄餅とは異なる、
金精軒の信玄餅というのがあるのです。
そして信玄餅は、金精軒の登録商標。

でも金精軒は知名度が低く、
山梨では信玄餅と言えば、桔梗信玄餅のことだと
思っている人が多いらしいのです。

 

もうなにがなんだかわかりません。

 

詳しく知りたい方は、
信玄餅と桔梗信玄餅の話

こちらが参考になります。

 

ネットに書かれていることは信用できない。
店が言うことも信用できない。
と、昭和の山梨日日新聞の新聞広告を調査して、
金精軒と桔梗信玄餅の関係をみごとに整理しています。

 

すばらしいスタンス!

 

で、結局どれがおいしいの?

 

それは明日のお楽しみ!