葉山の一色そば(閉店)のお客さんだった、
早稲田大学名誉教授 故高瀬礼文博士。

肩書は、

数学者、オルガニスト、そば博士

3回にわたって、一色そば関連の話題を続けました。

いついっても変わらない味、の難しさ
プロの姿
時代に合わせて変化し続ける創業1673年玉乃光酒造

動画の中で店主の口から出た、高瀬博士のお名前。
あのとき私が差し向かいでお話したのは、
高瀬博士だったのではという思いを強くしています。

 

数学者である高瀬教授
どうやらオルガニストとしても、そば博士としても、
超一流だったようです。

パイプオルガン

生粉打ち(そば粉100%つなぎなし)にこだわり、
自宅に道具一式があるのはいうもまでもなく、
「そばの本」という著書があり、
日経新聞に、そばのルーツの連載もされていました。、

「蕎麦打ちは芸術の一種である」

として、次のような言葉を残されています。

『食べ物から、脂っぽいもの、辛いものなど
すべてとりさって、残った純粋な形がざるそば。
純粋なものの面白さがそばにはある』

数学とそばに、純粋さという共通点を見出して
おられたのでしょう。

 

高校の恩師から数学における「美の追求」を教わった私は、
高瀬礼文教授のおはなしも、
直接もっとお伺いしたかったですね。

追悼、恩師塩崎先生の教え、プロを目指せ
落ちこぼれを救った、高校の恩師塩崎勝彦先生