長らく電源を投入していなかったテレビを、
本日、半年ぶりに電源投入しました!!

秋葉原で4200円のおもちゃ、Chromecastを買ってきたからです。

chromecast
出典:Chromecast

でもこれ、どうやらおもちゃじゃなさそうです。
生活スタイルが変わりそうです。
長らく私は、テレビというものに不満を感じていました。というより自分の弱さをテレビのせいにしていただけかもしれません。

 

家の中でテレビがついていると、
そこは一家団らんの場になりました。
その居心地の良さが、テレビを見る時間を増やしていました。
それは昭和の食卓そのものでした。

「録画」という文化が手に入った時、
「ああ、これでテレビに拘束される時間がなくなる」
「これからは自分の見たいときに、見たい番組がCMなしで見られる」

そう思ったものでした。

 

しばらくすると、録画機はたくさんのコンテンツで溢れ、入りきらないコンテンツは、DVDへと移されました。結局、どこになにがあるのかだんだんわからなくなり、次々と生まれる新しい魅力的なコンテンツに、振り回されるようになりました。

気が付くと、やはりテレビに使う時間が、生活のいち部分に重くのしかかり、整理のつかない状況が続いていました。

テレビとの決別を決定づけたのは、JCOMとの契約解除でした。
JCOMに借りていたHDD付きのチューナー。500GBに撮りためたコンテンツはかなりの数になっていました。そこには好きな音楽のコレクションが多数含まれていました。しかし、引越にあたり、JCOMとの契約を解除するときに、チューナーを返却。手間をかけて撮りためたコンテンツは一瞬にして無になりました。

 

 

もう、コンテンツを手元に所有する時代は終わったのです。実家に古い百科辞典が、本棚の一角を占めていました。この百科事典の中をあちこち旅をする時間は、実に楽しいすばらしい時間でした。その楽しさは、いまやインターネットにとって変わられました。毎日アップデートされコンテンツを増やし続ける巨大な百科事典。もう書棚を占拠する紙の百科事典は、必要ないのです。
同じように動画や音楽を、家のどこかに並べておく必要はなくなりました。HDDにさえも。

 

iPhoneでYouTubeの動画を家族で額を寄せあって見るのも、なかなかいい時間でした。でもあまりにも画面が小さすぎる。

Chromecastで見るYouTubeの動画は、想像以上にキレイで、なめらかなものでした。セッティングも簡単。セッティングしながら気が付きました。Chromecastは、映像をiPhoneから受け取っているのではなく、最高画質で直接WiFiから受け取っている。だから大画面でも楽しめる。

一週間の中の限られた時間、限られた放送チャンネルの中から選んで、その時間に合わせて録画設定する。そんな面倒、制約から解放されました。自分の興味のままに、世界中の溢れんばかりの動画コンテンツに瞬時にアクセス。ひとつのコンテンツは、知らない世界の窓でもあります。大画面で繰り広げられる未知との出会いの旅。

Chromecastは、新しい生活スタイルの強力なツールになっていく予感がします!

 

ChromecastでBars & Melody初登場のシーンを、32インチのテレビで見た、妻と娘は、さっそく二人の表情や、審査員の表情などからいままで以上の情報を読み取り、感動を新たにしたようでした。「きれいだね」とか「便利だね」とかそんなコメントは皆無。結局はコンテンツの中身が一番大事ということを改めて思い知りました。