旅行、

人によってさまざまなスタイル
がありますね。

 

私は学生時代から旅のスタイルには
ちょっとしたこだわりがありました。

宿泊代をケチり、食事代にまわす

なにからなにまでケチると、
かなりハードな旅になります。

異文化に触れるには、手っ取り早いのは、
現地のおいしいものを食べるに限ります。

一方、旅先のホテルは高級ホテルから安ホテルまで、
世界中で画一化されており、
ただ寝るのに異文化もなにもありません。

10000円のホテル代をケチり、
3000円のドミトリーに。
浮いた7000円を食費に回すと、
かなり自由度の高い食生活が設計できます。

悲しいかなもともとB級な人間なので、
旅先でもついつい現地のB級グルメを探し求め、
7000円も使うことはめったにないのですが。

 

学生時代は、徹底して、
移動は自転車、宿泊はテント。
しかし晩御飯は現地のおいしい料理をいただく。
これをケチって自炊にすると、
荷物は増える、炊事時間はかかる、
テント設営場所が限定される、
となにかと効率が悪いのです。

スイスでは、テントを張ろうとあちこちうろうろ
してると、おじさんに
「スイスでテントを張ろうなんてトンデモない」
と怒られて、「うちに泊まれ」
と豪邸に連れて行かれたこともあります。
宿泊代をケチって食事に回したほうが、
現地の人と触れ合う機会は増えるのです。

 

さて、そんな旅に慣れてしまった私に、
最適なサービスがあります。

Airbnb

bnbは、いわゆるBed&Breakfastのことで、
日本でいえば民宿のようなものですね。
晩御飯は自分で食べに行く。
朝食はごく軽いパンとコーヒーとか、
まったくない場合もあります。

 

Airbnbのおもしろいところは、
なんと個人宅に泊めてもらえるのです。

一棟丸ごと借りられることもありますし、
一部屋だけ借りる場合もあります。

airbnbroom 出典:Airbnb

世界の一般家庭の家に、宿泊できる。

 

これは画期的なサービスです。

コトラーの私の履歴書にも、
コラボラティブ(協調)消費の一例として、
登場しましたね。

今まで3回使いました。

鍵をもらったら、あとはお好きにどうぞ。
勝手にシャワーを浴びて、
勝手に冷蔵庫を使って、
勝手に調理。
勝手にコーヒー入れて、
勝手にテレビを見て過ごす。

一週間くらいたつと、まるで自分の家のように
思えてくるものです。

しかも自分の予算に合わせて、
超豪邸を体験したり、庶民の家庭的な家を選んだり、
旅行者と積極的に交流したい学生から間借りしたり、
バリエーションが自由自在です。

これまでのB&Bや民宿の概念からは、
まったくかけ離れています。

 

まさに、21世紀の宿泊の直販ビジネスなのです。