石麻呂に あれもの申す 夏やせに
よしといふものぞ 鰻捕り食せ
痩す痩すも 生けらば在らむを はたやはた
鰻を捕ると 川に流るな
大友家持《万葉集巻十六》
石麻呂さんにこう言っておきました。
「夏痩せによいと言われていますので、
鰻を捕って食べてはいかがです」
そんなに痩せていても生きていさえすれば
いいのですから、
万が一鰻を捕ろうなどとして、
川に流されないでくださいね
万葉集の奈良時代、
吉田石麻呂(いわまろ)は、年老いても
痩せの大食いだったそうです。
それをからかって大友家持(やかもち)が、
詠んだ歌です。
万葉の時代から鰻は夏バテによいと
されていたようですね。
出典:ja/Wikipedia
学校で習う短歌は、なんだか高尚なものと
勝手に思っていましたが、
これを見る限り、
短歌はいまでいうツイッターのような、
お気軽なものだったようですね。
140文字に制限したからこそ流行った
ツイッター。
短歌も31文字の制限があればこそ、
流行したのでしょうね。
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