4回に渡ってお送りした、

ヤマダ電機の赤字転落で学ぶシリーズ

ヤマダ電機の赤字転落から学ぶ、きゅうりの販売方法
ヤマダ電機がはまった値引き販売の罠
家電メーカーが落ちた落とし穴、オープン価格の罠
メーカーが代理店の販売価格を決められるか?

 

ブラウン管テレビ

これは、大手の量販店と家電メーカーだけに、
限ったハナシではありません。

中小企業や、
個人事業主のあなたにも、
深くかかわってくるハナシなのです。

 

モノでもサービスでも、
お客さんと直販オンリー、
お客様と1対1の関係であれば、
価格設定はシンプルです。

あなたが買ってほしい価格で、
買ってもらえるのなら、
それは適正価格ということです。

しかし、価格の問題ではなく、
集客力、販売力の問題で、モノが売れない。
となると、あなたには、
二つの選択肢があります。

 

1.自社もしくはあなたの集客力、販売力をアップする

2.販売代理店を開拓する

 

Plus2は、1.のお手伝いをいたします。
さらには商品開発力アップまでサポートいたします。

そして同時に2.も検討が必要です。

ただし、

メーカーが代理店の販売価格を決められるか?

の結論、

直販価格 > 代理店販売価格

ということが起こりうるという想定は、
しておかなければなりません。

これが逆転することはありません。

したがって、

値崩れ

の可能性はつねについて回るのです。

 

そして、値崩れは、
販売力の弱い代理店からはじまります。
シンプルにいえば、

「これ売れないな」
「じゃ、値段下げよう」

右から左のネットショップほど、商品に対する
思い入れはないですから、
在庫を減らすためには、
基本的にこういう発想なのです。

 

ではどうすればよいか。

代理店に売り方を教えてあげる。
ということです。
代理店に、

「あなた売る人、私作る人」

と丸投げできるのは、
その代理店が極めて優秀か、ブランド力が
高いということです。

あるいは、売る人が親会社で、
つくる人は下請けともいえます。

そういうところとお付き合いするには、
マージンもがっぽりもっていかれます。

代理店といっしょになって、
販路を開拓し、商品を育てていく。

 

結局は、

つくる人も、売り方を開発する必要がある

ということになります。

ではどうやって売り方を開発するのか?

それは直販で開発します。
お客様とのダイレクトのやりとりの中で、
売り方を探っていくのです。

代理店中心の販路だとしても、
直販をやる意義はそこにあります。