京都伊勢丹がマルセイバターサンドで凡ミス、が真面目な対応

で、京都伊勢丹が表示するはずだった
マルセイバターサンド(5個入り)の
正規の値段は、

601円(税込)

この1円はいったい何でしょうか?

六花亭の直販サイトの価格は、

600円(税込)

普通のスーパーなら、
601円なんて価格つけたら、
レジのおばちゃんに怒られます。
千円札で399円のお釣り。
レジの仕事は増え、行列も増えて、
みんなから大顰蹙です。

 

これは外税計算をしている百貨店ならではの、
カラクリがあるのです。

マルセイバターサンド(5個入り)の
税抜き価格は、

556円(税抜)

です。

8%の消費税を加えると、

600.48

となり、端数を切り捨てると、
600円の直販価格になります。

お客さんが知っているのは、
この600円(税込)という価格だけです。
しかし、これでは少々問題があるのです。

3個まとめて買うと、外税計算すると、
1668円(税抜)x1.08=1801.44
で、180円(税込)となってしまい、
1個づつ買ったほうがよかった。
ということになります。
そもそも600円を3個買って、
どっから円が湧いてきたのか、
買った方はわけがわかりません。

電卓

そこで、百貨店ではこのようにしています。

『価格表示は端数繰り上げ』
『精算は端数切り捨て』

価格表示:601円(税込)
精算:1個600円、3個1800円

つまり、601円と表示されているのに、
レジでは600円の支払いということです。

「あら、1円おまけ?」

と、これならお客さんは
ちょっと得した気分ですね。

 

スーパーはこんな面倒なことはしません。

1個600円、3個1800円

とシンプルです。

 

百貨店は、
「消費税額を本体価格ときっちり区分する」
という大方針があるから、
こんな面倒なことが起きます。

スーパーはそんなお硬いことは
言わず、効率優先。
レジに1円玉山盛りして、
「4円までどうぞお使いください」
なんて書いてあるお店も増えました。

今度百貨店で買い物するときは、
表示価格を注意して
見てみて下さい。