カーシェアの先進国、アメリカで、
カーシェア市場の75%のシェアを持つのが、
zipcar ジップカー

アメリカを中心に
カナダ、欧州の20都市で、
85万人の会員数を誇り、
1万台以上の車のシェアリングを
管理しています。

昨年レンタカーの大手、エイビスが
買収して話題になりました。

車を所有するよりも、
月500ドルの節約につながる
という試算もあるようです。

zipcar

日本でもアメリカでも、
都心から少し離れれば、
車なしでは生活できません。
でも人が集中している
都心に関しては、
車を所有するコストは、
そのメリットを十分に上回っています。
以前、具体的に計算してみたら、
必要なときにタクシーを使うほうが断然安い。
という結果に愕然としました。
あとは、「所有」へのこだわりを
捨てきれるかどうかですね。

 

最近、妻の携帯(正確にはPHS)が壊れて、
機種変更しました。
月々309円の端末代金というと、
安いようですが、
実際には端末代金47,412円の、
36回分割払い。
月々1,008円の割引は、
3年以内に解約したら返金
することになります。

これはもはや、
所有しているとはいえないのでは。
3年契約解約不可のリースです。

 

私達が「所有」しているつもりの、
あらゆるモノは、
実は、自分のモノであるかどうかは、
定かではなく、
「保持する権利」を所有しているに
過ぎないのではないか。
そんな気もしてきます。

クラウドにあるデータなんていうのは、
まさに「権利」だけですね。

そうやって、
少しづつ所有の概念が崩れていって、
カーシェアが当たり前の世の中に
変わっていくのでしょう。