直線を引く、まっすぐ引く、すばやく引く

でご紹介したフリーハンドで直線をひくというおはなし。

Eテレのすイエんサーで、
「定規も何も使わないで超ま~っすぐな線を描きた~い!」
という番組やってた。とFacebookで教えていただきました。

さっそく検索。

おもしろいノウハウがありました。
しかも心理学や身体の構造、脳にまで関連する
奥深ーい世界のようです。

東京工業大学の宮下研究室では、
脳が学習した動作機構を、
神経細胞レベルで理解しようという研究が
なされています。

その研究の成果です。

 

1.「スー」と言いながら直線を引く

そういえば私も、息を軽く吐きながら直線を
引いているように思います。

人が動作するときに、自分の声や周りの音に
影響を受けることがわかっています。
たとえば、「ガタガタガタ」と言いながら、
直線を描くと、ガタガタになるそうです。

 

2.紙全体を広く見て直線を引く

鉛筆の先や線を見つめながら線を引くと、
少しずれただけで、修正しようという
意識が働きすぎて、線がグニャグニャに
なる。

これは、車のハンドル操作がまさにそうですね。
教習所に通い始めたころは、
余裕がなく車の少し先の道路しか見えずに、
フラフラ運転になりましたよね。

全体を見通しながら、広い空間に
線を引く意識なら、細かく線が揺れません。

道路の直線

3.「なんでやねん!」の動きで直線を引く

お笑いのツッコミ。「なんでやねん!」
ひじを軸にして腕を水平に手前から向こうへ動かす動作。
このなんでやねんの動作で直線を引くと、
まっすぐに引けるらしい。

ひじを支点に手前から向こうへの動作が、
人にとって余計な力が入らず自然な動きらしいです。

ということで、やってみました。
手前から向こうというのが、
かなり効果がありそうです。

 

そういえば、中学でよく出てくる2次曲線。
娘に原点から左右に書き分けてみよ。
と教えたら、あっというまにキレイに
かけるようになってました。

これも手前から向こうですね。