い・ろ・は・す

売れてます。
ペットボトルで水を買うときは、
たいていこれにしています。

昨日コンビニでいろはすを買おうとして、
ふと気づいたのですが、
こんなことになってます!!!

いろはす640

わかりにくいので、拡大画像を。

いろはす555
右上の555mlのいろはす

いろはす1555
左下の1555mlのいろはす

555mlのいろはすが100円(税込108円
1555mlのいろはすが91円(税込98円

税込で10円の価格差。
って、えぇ!!!
3倍の量のいろはすの方が安い

価格はコストから決めるのではない

使えるフレームワーク、4P、Price(価格)
高級でなくても、いちごを高く売る方法
やっぱり価格やスペックじゃないんです、直販は
丸の内OLがセブン-イレブンではなくスタバのコーヒーに並ぶ理由
メーカーズシャツ鎌倉、Priceのからくり

と何度かこのブログでもお伝えしておりますが、
こんなあからさまにわかりやすい例も
珍しいですね。

 

価格を決めるのに悩んだとき、
まずこのいろはすの価格逆転現象を
思い出して下さい。
そして次の呪文を3回唱えましょう。

価格は、量や大きさやコストでは決まらない

価格は、
買うお客さんが存在する価格にすればよい
のです。
じゃあ、誰が買うの?
まずここを考えることが大事です。
かばんにペットボトルを入れておくには、
555mlが便利です。
1555mlをかばんに入れておくのは、
かなりの気合が必要です。
持ち歩く人にとっては、
555mlの方が優れているのです。
優れている方が10円高い。
当たり前のことです。

 

もちろんコストを無視することは
できません。
コスト計算は、利益を見積もるために行います。
もし利益が出ないようなら、
その商品は販売すべきではありません。

555mlのペットボトルの水の販売価格は、
ガソリンより高いリッター200円。
一方の水単体のコストは、リッター7円程度。
容器やラベルのコストが20円程度。

水の量が3倍になっても十分利益が出る
ようになっています。