ごはんがおいしく炊けるいい鍋
のことが気になっている読者のみなさま、
もう少し回り道にお付き合いください。
今朝の朝刊に大きく取り上げられていたのは、
STAP細胞
万能細胞STAP細胞を作製する画期的な手法の発見は
すばらしい科学の進展を予感させます。
発見した小保方リーダーは、
「STAP細胞は必ず人の役に立つ技術だ」
との信念のもと、一度は「生物細胞学の歴史を愚弄」
と科学雑誌ネイチャーから掲載を却下されながらも、
同僚や上司の理解と協力を得て、見事立証しました。
「技術だ」
というところに、私は大いに興味をそそられます。
つまり、この発見は科学の蓄積のみから生まれた仮説と検証ではなく、
どこかに技術の蓄積のにおいがするのです。
やってみて、できればええやん
みたいな。
出来てしまったものを立証するには、
綿密な科学的手法が必要です。
しかし、逆に科学的アプローチをいくら積み重ねても、
このような非常識な発見は生まれないと思うのです。
だからこそ、立証に時間がかかりました。
ネイチャー誌がはじめに科学の愚弄だと否定したのは、
科学こそ最先端という自負があるからでしょう。
確かに科学のみの領域においては、
その理論体系は隙をめったに見せません。
また隙のある理論は受け付けられません。
ただし科学は常に技術に先行しているとは言い難く、
むしろ、技術を追いかけていることのほうが、
多いのではないでしょうか。
世の中、わからないけど成り立っている
ことばかりじゃありませんか。
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