野菜の規格外品が喜ばれる場所
として、
富山の薬売り商法の野菜版、
OFFICE DE YASAI
を紹介しました。
農家で廃棄するしかない
半端モノ=規格外品
の果物や野菜。
フランスの大手スーパーチェーン
インターマルシェでは、
約40%もの果物や野菜が、
規格外となっていることを問題視。
形の悪い半端モノの野菜を、
通常の野菜の隣に30%引きで、
並べて販売してみました。
出典:intermarche
結果は、売れず(*_*;
やっぱり見た目は大事なんですね。
そこであきらめなかったインターマルシェは、
半端モノを使ったジュースやスープの
試飲会を行いました。
出典:les fruits et legumes moches
その結果、通常品よりも先に、
半端モノが売り切れました。
すばらしい結果ですね。
もしも自分の菜園で育てた野菜なら、
形が悪いというだけで、
捨てることはしないでしょう。
でもスーパーの売場では、
なるべく形のよいものを選ぶのが、
普通の感覚ですね。
ポイントは「安売り」だけでは、
お客さんの心は動かなかったということです。
長く続けてきた習慣は簡単には変わりません。
試飲会をすることで、「心」が動いたのです。
このやり方を長続きさせるには、
明確な経済効果が必要です。
きれいなポスターを作ったり、試飲会を開いたり、
インターマルシェは、かなりの労力とお金を
かけています。
廃棄率40%が、信頼できる数字なら、
利益を生み出せるマネジメントの
妥協点がきっと見つかるに違いありません。