中学3年、公民の教科書には、
小売業者
という言葉が、あたりまえのように使われています。資料集にこんな課題が。
近年小売業では、商店数が減っているのに、
年間販売額が減っていないのはなぜか?
実際、商業統計のデータによると、
1991年に比べ、2007年の商店数は、
3割減。年間販売額は横ばいです。
これは、シャッター商店街に象徴されるように、
ちいさな商店がどんどん潰れる一方、
大型スーパーなどの大規模小売業者の、
売上が増えていることを示しています。
この「大規模小売」という言葉が、
なんだか不思議ですね。
大きいのか?小さいのか?どっち?
調べてみると、小売の「小」は、
「小分け販売」の「小」
なんですね。一般に生産者から卸売業者への販売は、
ロット販売ですよね。
それに比べて、小売業者から消費者には、
小分け販売だから小売。
知らなかったなあ!
直販も、生産者、製造者(メーカー)が、
小分けして消費者に直接販売するので、
小売ですね。