アメリカのフロリダ半島の先に
バハマという島国があります。
マイアミからバハマの
首都ナッソーまで300km。
一番遠い島はナッソーから
さらに600km。
バハマドルという
独自の通貨があるのですが、
US$と1:1の等価交換できます。
バハマ国内ではUS$が
十分流通しているので、
US$を持っていれば
両替の必要がありません。
それほどアメリカに近いということです。
ナッソーのあるニュープロビデンス島から、
小型飛行機で30分ほどで、
バハマ最大の島、
アンドロス島に到着します。
観光客でいっぱいのナッソーが
東京だとすると、
30分で一気に
与那国島に辿り着いたような、
ほとんど観光客もいない、
なにもない島です。
その島でハンクという気のいいおやじに出会いました。
ハンク「どこから来た?」
島「Japan」
ハンク「Japanてのは、どこにあるんだい?」
島「中国の近く」
ハンク「ああ、あそこか」
なぜなら他の島の住人に紹介するたびに、
「こいつら中国から来たんだ」
って何度も言ってましたから。
バハマの世界地図は、どこが中心でしょう?
答えは、イギリスです。
欧州ではもちろんのこと、
北米でも経度0度を中心とした
世界地図が普通です。
したがってハンクの頭のなかでは、
中国はバハマから東のヨーロッパ大陸を
さらに東へ行ったどんずまりの国。
日本はさらにその東の島
ということになります。
まさに極東。
実際には私達は、
ハンクの西から飛行機に乗って、
やってきたんですが。
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